「はじめての育児でしかも双子だから、大変なのかどうかわからないんです。」そう語るのは、双子ちゃんのママ。産後からHUGくみやホームスタートを活用しています。
実家が遠く、知り合いもいない中での子育てに不安が膨らんでいたというママ。HUGくみを利用した感想をお伺いしました。
※ホームスタート…家庭訪問型子育て支援事業
ママ:産後から利用しています。まだ1年と少しです。
今はホームスタートを利用したり、子どもをHUGくみで遊ばせるために来ています。
NP母親講座や母子で一緒に遊べる親子リトミック教室など、行事にもできるだけ参加するようにしています。
パパ:僕は平日の休みがあるので、休みが合えば一緒に行くようにしています。
パパ:双子で大変だねってよく言われるけど、ひとり育児を経験していないから、比べようがないという感じがあるんです。
ママ:おむつ替えも食事も全部二人分という意味では大変なのかな。実際、子育てへの不安は、出産が終わってから湧き上がってきたんです。
それまでは、無事に生まれてきてくれたらというだけだったんですけど、出産後に急に
「ちゃんと育てていけるかなあ、どうしよう、どうしよう」って不安になりました。
パパ:生まれてすぐのときは、頼れる人がいない状態で日中ひとりで育てていかなければいけないっていうプレッシャーが妻にあったんじゃないかと思います。
すごく不安がっているな、と感じていました。
ママ:両親学級で日出町保健福祉センターに来たとき、HUGくみという子どもを遊ばせる場所があることを知りました。子どもが生まれたら、来たいなと思っていました。
でも、子どもが生まれてからも、里帰りをしたりと行ったりきたりでHUGくみには来れなかったです。その頃は、私ひとりで二人を連れて出歩ける状況になかったですしね。
ママ:子どもが8~9ヶ月になったころ、やっと外へ出かけることができるようになったので、日出町保健福祉センターの中でやっていた離乳食教室に参加しました。その帰りに、こちらの先生が声をかけてくださったんです。
双子なので、そのとき前と後ろに子どもをそれぞれ抱えていたんですよ。抱っことおんぶで。
それを見て先生が
「大変そうだから、ちょっと遊んでいきませんか。今からわらべうたをするところなんです」
って、気さくに声をかけてくれて、それがHUGくみやホームスタートを利用する第一歩になりました。
ママ:最初にここ(HUGくみ)に寄ったとき、先生に「よく連れてきてくれたね」という言葉をかけてもらえて、うれしかったです。親しみやすい場所だなと感じました。
HUGくみは日出町保健福祉センター内にあるので、廊下に出たりお外で遊んでいたりすると、小さい子からお年寄りまでたくさんの方が気さくに声をかけてくれます。
HUGくみに遊びに来ると、いろんな方に出会う機会があります。
ママ:
HUGくみに来て色々な情報を知る中でホームスタートのことを知りました。利用して良かったと思います。
最初は、ここに来るためのお手伝いをしていただくことからはじまりました。子どもを連れて外出の準備をひとりでするのも大変で。
うちの双子は発達に差があるので、それぞれやりたがる遊びが違うんです。片方はハイハイ、片方は抱っこという状況が、また大変で、ビジターさんにはふたりの差を埋めるお手伝いをしていただいています。
ママ:HUGくみにくることで、何かしら得るものって絶対にあると思うんです。
おともだちを作ったり、おもちゃを共有したり、たまにはケンカしたり、周りのお母さんたちにも可愛がってもらったりとか。
パパ:HUGくみに行った日は、「今日はこんなことをしたよ、楽しかったよ」みたいに家の中の会話も増えますね。HUGくみで過ごした話をすごく生き生きと話してくれています。
ママ:託児がある講座に参加すると、ちょっとした母子が離れる時間って大切だなと思います。
私にとってはリフレッシュですし、子どもは私と離れて最初は泣くんですけど、おともだちや先生、いろんな人に触れ合って、気持ちを切り替えることを覚えていきます。お互いに貴重な時間を過ごしていますね。
ママ:こういうところを利用するときって、なかなか勇気が出ないかもしれませんが、最初の一歩を踏み出したらどんどん二歩三歩と進めます。
子育てがはじまると、みんな何かしらのプレッシャーや不安を感じるものだと思います。だからこそ、HUGくみをうまく利用して、育児を楽しんでほしいですね。
パパ:僕はこういう場所は「お母さんのスペース」という意識がありました。
でも、実際に来てみると男の人もいるんですよね。
ぜひ男性も積極的に利用してほしいと思います。
HUGくみのように、ママたちを助けてくれる場所があるからこそ、自分も安心して仕事に行くことができるのかなと最近は思います。HUGくみにすごく感謝しています。